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暮らしを彩る、インテリアスタイルのはなし   ―vol.3 ナチュラルスタイル

 

ietokiでは、人気のインテリアスタイルを1つずつ深掘りしてお届けしています。

 

第3回は、木のぬくもりと明るい色合いが魅力の「ナチュラルスタイル」

自然素材や柔らかな光につつまれる空間は、日々の緊張をほどき、心にゆとりをもたらしてくれます。
“なんだか落ち着く”その感覚の理由を、少しだけ紐解いてみましょう。

 

 

Ⅰ ナチュラルスタイルとは?

──“自然体で過ごせる”心地よさの正体

 

 

ナチュラルスタイルは、木のぬくもりややさしい色合い、自然素材の質感を大切にした「飾りすぎない」インテリアスタイル。
見た目の派手さではなく、“素朴さ”や“落ち着き”のなかにある豊かさを楽しむのが、ナチュラルスタイルの魅力です。

 

どこか北欧スタイルや和モダンにも通じるこのスタイルは、暮らしに寄り添いながら、長く愛せるインテリアをつくる土台にもなってくれます。

 

 

たとえばこんな要素が人気。

・木目の美しさを活かした家具やフローリング

・ベージュやアイボリーをベースにした柔らかな配色

・観葉植物や天然素材のファブリックを取り入れた空間演出

 

“自然体で過ごしたい”という思いが、インテリアにも表れてくる。
そんな方にこそ、ナチュラルスタイルはやさしくフィットしてくれるはずです。

 

 

 

Ⅱ ナチュラルスタイルをつくる 5つの基本要素

──素材・色・光がつくる「ほっとする」空間

 

 

ナチュラルスタイルの空間づくりでは、自然とのつながりを感じながら、視覚的にも感覚的にもやさしい心地よさを整えることが大切です。
ここでは、暮らしの中に“ナチュラルらしさ”を取り入れるための「5つの要素」をご紹介。

 

 

① 色(カラー)

ベースは ホワイト・アイボリー・ベージュ・ライトグレー
アクセントに オークやナチュラルウッド、カーキやテラコッタなどのアースカラー

 

自然を感じさせる淡いトーンでまとめると、やさしさと統一感が生まれます。
色数は多くせず、3色以内+木目1色を意識することで空間が整います。

 

 

② 素材(マテリアル)

無垢材突板などの木材
ラタン・コットン・リネンなどの自然素材
やわらかなファブリックや、素焼きの陶器・くもりガラスなども相性◎

 

“手ざわりのある素材”を暮らしの中に取り入れることで、温もりと安心感を感じられます。
経年変化を楽しめる素材を選ぶと、より味わいのあるナチュラルな空間に。

 

 

③ 家具(フォルム)

ロータイプで圧迫感のない家具
角が丸く、やさしいラインを描くデザイン
木脚のソファや、木目が主役のシンプルなダイニングテーブル

 

視線が低くなることで、空間にゆとりと落ち着きが生まれます。

“背の高い家具を置かない”のもナチュラルインテリアのコツ。

 

 

④ 照明(ライティング)

昼は自然光、夜は間接照明やランプで柔らかく
白熱色のあたたかい光色が◎
リネンシェード木製の照明器具もおすすめ

 

“灯りの強さ”よりも、“灯りの雰囲気”が大切。
天井だけでなく、テーブルや床に光を落とすことで、やわらかい印象の空間になります。

 

 

⑤ ファブリック(布もの)

生成りのリネンカーテン、やわらかなコットン素材のクッション
ウールやコットンのラグを敷いて、足元からやさしさを演出
柄は控えめに、無地や織りの風合いを楽しむのがポイント

 

布ものは、空間の印象を決める“やわらかさ”のカギ。
家具と同じトーンでまとめると、自然と心が落ち着く空間に仕上がります。

 

 

 

Ⅲ ナチュラルスタイル部屋づくり 実例イメージ

──“素朴でやさしい空気感”を住まいに

 

 

 

カラースキーム(配色)

ナチュラルスタイルは「やわらかな中間色+木の質感」で構成します。

 

・ベースカラー(70%):アイボリー・生成り・ライトグレー・ベージュ

・アソートカラー(25%):ナチュラルウッド・オーク(床や家具に)

・アクセントカラー(5%):カーキ・オリーブ・くすみピンク・テラコッタ など

 

“自然の中にある色”をイメージして組み合わせると、心地よい統一感が生まれます。
まずは「床・壁・天井の色」を決めることで、家具選びもスムーズになります。

 

 

 

ナチュラル感を高めるアイテム例

・ファブリック:生成りのリネンクッション・コットンのカーテン

・ラグ:ベージュ〜ライトグレーのナチュラルラグ(天然素材)

・照明:布シェードのテーブルランプ・木製のペンダントライト

・小物:ラタンバスケット・素焼きのフラワーベース・観葉植物(ポトス、ユーカリなど)

・収納:見せすぎないバスケット収納・やわらかい色のチェストやサイドボード

 

ポイントは“つるっとした素材より、手触りを感じられるもの”を選ぶこと。
光沢のある素材やシャープなデザインは控えめに。

 

 

 

おすすめブランド、インテリアショップ

・家具:unico、a.flat(自然素材と落ち着きあるデザイン)、ACTUS(ナチュラル〜北欧MIX商品もあり)

・ファブリック:fog linen work、無印良品

・照明:yamagiwa(布系のやわらかい光)、IKEA(ナチュラル系照明多め)

 

 

 

失敗しないためのコツ

・色は「ベース3色+木目1色」までに絞る

・異素材を入れる場合は、1~2種まで(布・木・陶器など)

・家具は“高さを抑えたもの”で視線を整える

・空間に「余白」を残すことを意識

・照明は間接光や多灯づかいでやわらかな陰影を演出

 

ナチュラルスタイルは、素材のあたたかさを活かしながら空間にやさしさを宿すスタイル。
色やデザインに迷ったときは「自然の中にある色や形」を思い浮かべながら取り入れてみてください。

 

 

 

 

 

 

──今回は、ナチュラルスタイルをご紹介しました。いかがでしたか?

木のぬくもりや自然の色合いに包まれた空間は、心に“ほっ”とする余白をくれます。
飾りすぎず、気取らず、でもどこかあたたかい。そんな空間こそが、毎日の暮らしを心地よく整えてくれるのかもしれません。

暮らしのかたちは人それぞれでも、「自分たちらしく過ごせる空間」を少しずつつくっていく──
その過程が、きっと住まいに「好き」と「やさしさ」を増やしてくれます。

 

 

次回は、**味わい深さと遊び心が魅力の「ヴィンテージミックススタイル」**をご紹介します。
革や古材、アイアン、レトロな照明や色づかいなど、ひとつひとつが個性を持つアイテムたち──
スタイルにとらわれない、自由であたたかな空間づくりのヒントをお届けします。

 

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