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住宅の選び方

皆さんは住宅を購入するとき、どこが安かったら安くてお得だと思いますか?

物件価格? 金利? 光熱費? メンテナンス費? 税金? 全部安くないとだめ?

 

住宅購入に係るお金は、土地の立地、銀行の金利、建物の性能等で大きく変わるところですが、今回は『高熱費』についてご紹介します。

一般的に光熱費が安くなる住宅というのは、建物を比較した時に「断熱性能や気密性能がより高い住宅」と「家電や冷暖房機器の省エネ性能がより高いものを使っている」場合を指します。

 

家電や冷暖房機器は自分たちで選びやすく買い替えも難しくありませんが、建物の断熱性や気密性は後からやり替えることは難しく購入物件によって決まっていると言っても過言ではありません。最近よく耳にする断熱性能値を表すもので、断熱性能がUA値0.6以下というZEH基準という等級があります。UA値とは、建物からどれだけ熱が逃げやすいかを数値化したもので、0に近いほど性能の高い住宅といえます。

 

ちなみに、このZEH基準とは断熱等級全体の中でどれくらいの位置づけかというと、10段階中上から4番目となります。ZEH基準がガ○○ムだとすると、上にZガ○○ムやZZガ○○ムにνガ○○ムやユニコーンガ○○ムがいるって感じですね。

個人的には、νガ○○ムが好きです。

 

世界で最も住宅レベルの高いと言われるドイツでは、ZZガ○○ムクラスが一般レベルとなっていて、ガ○○ムでは歯が立たないのが現実です。それ位日本の住宅レベルの基準は遅れているとも言えますが、その理由は日本の工務店のレベルによるところが大きく、基準を高くしすぎてしまうと中小企業がそれに対応することができず建築業界全体の問題に発展するからとも言われています。

 

光熱費は、住宅にかかる費用の中でも最も身近で毎月一生かかるお金ですから安いに越したことはないですね。光熱費がどれくらいかかる物件なのかを知る一つのポイントとして大きな指標となるのがこの断熱等級になりますので、断熱等級を確認して物件を選ぶのもひとつの選択方法と言えるでしょう。

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