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暮らしを彩る、インテリアスタイルのはなし ―vol.9 ジャパンディスタイル
ietokiでは、人気のインテリアスタイルを1つずつ深掘りしてお届けしています。
第9回のテーマは、北欧のやさしさと日本の美意識を融合した「ジャパンディスタイル」。
近年、世界的にも注目されているインテリアスタイルで、“シンプルだけど温かい”“余白があるのに寂しくない”──そんな絶妙な心地よさが魅力です。
北欧らしい自然素材や柔らかな色使いに、日本の「引き算の美学」や静けさを掛け合わせることで生まれる、穏やかで洗練された空間。
今回は、そんなジャパンディスタイルの魅力を、暮らしの視点から紐解いていきます。
Ⅰ ジャパンディスタイルとは?
──北欧のぬくもりと、和の静けさをひとつに

ジャパンディスタイル(Japandi)は、
“Japanese(日本)”と“Scandinavian(北欧)”を組み合わせた言葉から生まれたインテリアスタイルです。
北欧スタイルの温かみや機能美に、日本の「侘び寂び」や余白を大切にする感覚を掛け合わせた空間は、シンプルでありながらどこか落ち着きがあり、世界中で人気を集めています。
特に特徴的なのは、
木やリネンなど自然素材を活かした空間
ベージュやグレージュを中心にした落ち着いた配色
余白を活かしたミニマルなレイアウト
北欧家具と和素材を組み合わせたコーディネート
“整えすぎない静けさ”と“やさしいぬくもり”を両立した、今の暮らしにフィットしやすいスタイルです。
Ⅱ ジャパンディスタイルをつくる 5つの基本要素
──余白と素材感がつくる、穏やかな空間

ジャパンディスタイルでは、「シンプルだけど冷たく見せないこと」が大切です。
ここでは、空間づくりのベースとなる5つの要素をご紹介します。
① 色(カラー)
ベースは ベージュ・アイボリー・グレージュ・ライトグレーなどのやわらかな中間色。
アクセントには、ブラックやチャコールグレー、深いブラウンなどを少しだけ取り入れて。
色数を抑えることで、空間に統一感とほどよい静けさが生まれます。
やさしいニュアンスカラーを重ねることで、落ち着きのある洗練された空間に仕上がります。
② 素材(マテリアル)
オークやアッシュなどの明るめの木材
リネン・コットンなど自然素材の布
和紙・陶器・石などの質感を楽しむ素材
異なる自然素材を組み合わせながら、素材そのものの風合いを楽しむのがポイント。
北欧らしい温かみと、日本らしい静けさを素材で表現していきます。
③ 家具(フォルム)
北欧デザインのシンプルな木製家具
ロースタイルのソファやテーブル
直線的で装飾を抑えたデザイン
ジャパンディでは、“抜け感”のある家具選びが重要。
脚付きの家具や圧迫感の少ないデザインを取り入れることで、空間に軽やかさが生まれます。
余白を感じられるレイアウトにすることで、よりジャパンディらしい空気感に整います。
④ 照明(ライティング)
和紙シェードの照明
北欧デザインのペンダントライト
間接照明やスタンドライト
空間全体を均一に照らすよりも、やわらかな光を重ねて“陰影”をつくることが大切です。
光の強さではなく“光のやさしさ”を意識することで、落ち着いた空間に仕上がります。
⑤ ファブリック(布もの)
リネンやコットンのクッション
無地や織り柄のシンプルラグ
ナチュラルカラーのカーテン
ファブリックは柄を主張しすぎず、素材感を楽しむのがポイント。
やわらかな布の質感が、木や石などの素材にやさしい温もりを加えてくれます。
“整いすぎない自然さ”を意識すると、ジャパンディらしい空気感が生まれます。
Ⅲ ジャパンディスタイル部屋づくり 実例イメージ
──“余白”を楽しむ、やさしいミニマル空間

カラースキーム(配色)
ジャパンディは「ニュアンスカラー+木目」が基本。
・ベースカラー(70%):ベージュ・アイボリー・グレージュ・ライトグレー
・アソートカラー(25%):ナチュラルウッド
・アクセントカラー(5%):ブラック・チャコールグレー・深緑
色を抑えながらも、素材感や陰影で奥行をつくることで、穏やかで洗練された空間に仕上がります。

空間を引き立てるアイテム例
・ファブリック:リネン素材のクッション、無地のラグ、ナチュラルカラーのカーテン
・家具:木製フレームのソファ、ローテーブル、シンプルなダイニングテーブル、ロースタイル家具
・照明:和紙シェードの照明、北欧デザインのペンダントライト、間接照明の複数使い
・小物:陶器の花器、枝物の観葉植物、和紙アート、木製トレー
・収納:木製の壁面収納、シンプルなオープンシェルフ、かご収納

おすすめブランド、インテリアショップ
・家具:HAY(北欧らしいシンプルさと柔らかいカラーリング)、KARIMOKU CASE(日本の職人技とミニマルデザインの融合)、Audo Copenhagen(北欧ミニマルの象徴的ブランド)
・ファブリック・雑貨:中村政七商店(日本の工芸や自然素材を活かした生活雑貨)、ferm LIVING(北欧らしいニュアンスカラーや有機的デザイン)、AXCIS(ナチュラル系から空間のポイントになるカラーアイテムも豊富)
・照明:イサム・ノグチ AKARI(ジャパンディ空間と相性抜群の和紙照明シリーズ)、Louis Poulsen(北欧照明の名作ブランド)、NEW LIGHT POTTERY(余白を感じるミニマルなデザイン)
失敗しないためのコツ
・色味を増やしすぎない
・北欧寄り・和寄り、どちらを主役にするか決める
・照明はやわらかい光を意識する
・余白と素材感を意識する
ジャパンディスタイルは、整えすぎない静けさと自然体の心地よさのバランスが魅力。
シンプルに整えながらも、素材や光で温もりを与えることで、長く心地よく過ごせる空間が生まれます。
”飾りすぎないこと”を大切にしながら、自分らしい心地よさを見つけていきましょう。
──今回は、ジャパンディスタイルをご紹介しました。いかがでしたか?
北欧の温もりと、日本の静けさを掛け合わせた空間は、日々の暮らしにやさしい落ち着きを与えてくれます。
素材や光、余白を大切にしながら、自分らしく過ごせる空間を少しずつ育てていきたいですね。
次回は、やわらかな色合いと抜け感が魅力の「韓国インテリアスタイル」をご紹介します。
アイボリーや淡色をベースにした空間づくりや、曲線を活かした家具選び、やさしい素材感の取り入れ方など──
今人気の”ナチュラルかわいい”韓国インテリアの魅力を紐解いていきます。
どうぞお楽しみに。
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