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暮らしを彩る、インテリアスタイルのはなし   ―vol.8 インダストリアルスタイル

 

ietokiでは、人気のインテリアスタイルを1つずつ深掘りしてお届けしています。

 

 

第8回は、素材そのものの魅力があふれる「インダストリアルスタイル」

工場や倉庫のような無骨な雰囲気をベースにしながら、現代の暮らしに合わせて整えられたインテリアスタイルです。

 

アイアンやコンクリート、古材など、ラフな素材を活かしながらも、どこか落ち着きのある空間。
そんなインダストリアルスタイルの魅力を、暮らしの視点から紐解いていきます。

 

 

 

Ⅰ インダストリアルスタイルとは?

──“無骨さと洗練”が共存する空間

 

 

インダストリアルスタイルは、工業的な素材やデザインを取り入れたインテリアスタイルです。

もともとはニューヨークのロフトや倉庫をリノベーションした空間から広まったスタイルで、配管や構造をあえて見せる“ラフさ”と、整えられた空間のバランスが特徴です。

 

特に特徴的なのは、

 

アイアンやコンクリートなど無機質な素材

古材やヴィンテージ家具の質感

ダークトーンを基調としたカラー

シンプルで直線的なデザイン

 

一見クールで無機質に見えながらも、
素材の風合いや光の使い方によって、落ち着いた居心地のよさを感じられるスタイルです。

 

 

 

Ⅱ インダストリアルスタイルをつくる 5つの基本要素

──素材と質感がつくる、ラフで洗練された空間

 

 

インダストリアルスタイルでは、「つくり込みすぎない素材感」を活かす事が大切です。
ここでは、空間づくりのベースとなる5つの要素をご紹介します。

 

 

① 色(カラー)

ベースは グレー・ブラック・ダークブラウンなどのダークトーン。
アクセントには、レンガの赤みや、くすんだブルー、カーキなどを取り入れて。

 

色を抑えることで素材の質感が際立ち、落ち着いた空間に。
モノトーンをベースに少しだけ色味を足すことで、重くなりすぎないバランスに整います。

 

 

② 素材(マテリアル)

アイアン・スチール

コンクリート・モルタル

古材・無垢材

レザー

 

無機質な素材と自然素材を組み合わせて、ラフでありながらも温かみのある空間に。

“硬さ”と“温もり”をミックスすることで居心地のよさが生まれます。

 

 

③ 家具(フォルム)

アイアン脚のテーブルやシェルフ

レザーソファ

無垢材のダイニングテーブル

 

装飾の少ないシンプルなデザインが基本ですが、素材の存在感を活かした家具を選ぶのがポイント。

使い込まれたような質感やヴィンテージ感が空間に深みを与えます。

 

 

④ 照明(ライティング)

エジソン電球

ペンダントライト(ブラック・スチール)

スポットライト

ダクトレール

 

あえて光源を見せるデザインや、無骨な照明がよく合います。

明るさを均一にするのではなく、陰影をつくることで雰囲気のある空間に仕上がります。

 

 

⑤ ファブリック(布もの)

レザーやデニム素材

無地のラグ(グレー・ベージュ)

厚手のカーテン

 

ファブリックは主張しすぎず、素材感で魅せるのがポイント。

硬質な素材が多い空間に適度なやわらかさを加える役割を持ちます。

 

 

 

Ⅲ インダストリアルスタイル部屋づくり 実例イメージ

──素材を活かした“ラフな美しさ”を住まいに

 

 

 

カラースキーム(配色)

インダストリアルは「ダークトーン+素材感」が基本。

 

・ベースカラー(60%):グレー・ブラック

・アソートカラー(30%):木目・ブラウン

・アクセントカラー(10%):レンガ色・カーキ・ネイビー

 

色味を抑えることで、素材の存在感が際立ち洗練された空間に仕上がります。

 

 

 

 

空間を引き立てるアイテム例

・ファブリック:レザー・デニム素材のクッション、グレーやベージュのシンプルなラグ、厚手の無地カーテンやウッドブラインド

・家具:アイアン脚のダイニングテーブル、レザーソファ(キャメル・ダークブラウン)、無垢材のダイニングテーブルやベンチ、ヴィンテージ感のあるチェストやキャビネット

・照明:エジソン電球(フィラメントが見えるタイプ)、スチールやブラックフレームのペンダントライト、ダクトレール×スポットライト、壁付けブラケットライト

・小物:工具風の雑貨やスチール小物、ヴィンテージ時計、アイアンフレームのミラー、レコードや古書

・収納:アイアン×木のオープンシェルフ、スチールラック、キャスター付きのワゴン

 

 

 

 

おすすめブランド、インテリアショップ

・家具:TRUCK FURNITURE(木・革・鉄などの素材そのものの魅力を活かした家具)、a.depeche(ヴィンテージ・インダストリアル・ナチュラルをミックスした家具が豊富)、SUGIYAMA(日本の職人が作るアイアン家具ブランド)

・ファブリック・雑貨:DULTON(THE インダストリアルな小物)、PACIFIC FURNITURE SERVICE(業務用のようなラフな家具・雑貨が得意)、STANDARD TRADE(ヴィンテージ感のある家具と日用品)

・照明:HERMOSA(ブラック・真鍮・スチール素材が豊富)、ARTWORKSTUDIO(無骨すぎず都会的なインダストリアル向け)、INTERFORM(エジソン電球系との相性◎)

 

 

 

失敗しないためのコツ

・無機質すぎないように木素材を取り入れる

・照明で雰囲気をつくる

・ヴィンテージ感を統一させる

・生活感を隠すか、あえて見せるか、方向性を決める

 

 

インダストリアルスタイルは、素材そのものの魅力を活かしながらシンプルな空間を楽しむスタイルです。

無機質な素材の中に木や光の温もりを加えることで、クールすぎない心地よい暮らしが生まれます。

 

“つくり込みすぎない美しさ”を大切にしながら、自分らしい空間を整えていきましょう。

 

 

 

 

──今回は、インダストリアルスタイルをご紹介しました。いかがでしたか?

 

アイアンや木、レザーなど、素材そのものの表情を楽しむインダストリアルスタイル。
無骨でありながら、どこかあたたかさを感じる空間は、日々の暮らしにほどよい心地よさを与えてくれます。

 

 

次回は、**北欧のやさしさと和の静けさを融合した「ジャパンディスタイル」**をご紹介します。

 

木のぬくもりや余白を大切にしながら、シンプルで洗練された空間をつくるジャパンディ。
今、世界的にも注目されている“心が整う暮らし”のヒントを紐解いていきます。

 

どうぞお楽しみに。

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