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暮らしを彩る、インテリアスタイルのはなし ―vol.7 ボヘミアンスタイル
ietokiでは、人気のインテリアスタイルを1つずつ深掘りしてお届けしています。
第7回は、自由な発想で好きを重ねていく「ボヘミアンスタイル」。
自然素材や民族的な柄、色やテクスチャーをミックスしながら、自分らしい空間をつくるスタイルです。
きまりすぎない、少しラフで心地よい空気感。
そんなボヘミアンスタイルの魅力を、暮らしの視点から紐解いていきます。
Ⅰ ボヘミアンスタイルとは?
──“自由とリラックス”が調和する空間

ボヘミアンスタイルは、民族的な要素や自然素材を取り入れながら、自由な発想でつくられるインテリアスタイルです。
決まったルールにとらわれず、好きなものを取り入れていくことで、心地よく個性的な空間が生まれます。
特に特徴的なのは、
ラタン(籐)やウッドなど自然素材の家具
キリムや民族柄のファブリック
観葉植物を取り入れた空間
異なるテイストをミックスしたスタイリング
“自分らしさをそのまま表現した心地よさ”を大切にした、リラックス感のあるスタイルです。
Ⅱ ボヘミアンスタイルをつくる 5つの基本要素
──素材と色がつくる、自由な空気感

ボヘミアンスタイルでは、「統一しすぎないこと」が魅力になります。
ここでは、空間づくりのベースとなる5つの要素をご紹介します。
① 色(カラー)
ベースは ベージュ・グレー・アイボリーなどのナチュラルカラー
アクセントにテラコッタ・マスタード・ボルドー・ターコイズなど少し深みのあるあたたかい色を取り入れて。
色を少しずつ重ねていくことで、空間に温もりと深みが生まれます。
異なる色同士もやわらかく溶け合い、ボヘミアンらしい豊かな表情をつくり出します。
② 素材(マテリアル)
ラタン・藤・ウッド
リネン・コットン・ウール
陶器・天然石
自然素材をミックスすることで、ラフであたたかみのある雰囲気に。
素材ごとの風合いの違いが、空間に豊かな表情とリズムを与えてくれます。
③ 家具(フォルム)
ラタンチェアやウッド家具
低めでゆったりとしたソファ
ヴィンテージ感のある家具
整いすぎたデザインよりも、少しラフで味のある家具がよく合います。
使い込まれたような質感や風合いが、空間にこなれた雰囲気を生み出します。
④ 照明(ライティング)
間接照明を取り入れる
キャンドルやフェアリーライト
ラタンシェードの照明
やわらかくあたたかい光が、リラックスした空気感をつくります。
複数の灯りを重ねることで、より奥行きのある落ち着いた雰囲気に仕上がります。
⑤ ファブリック(布もの)
キリムや民族柄のラグ
フリンジ付きのクッション
ブランケットやタペストリー
柄や素材をミックスしながら、空間にリズムを生むのがポイントです。
異なる柄や色も重ねることで、ボヘミアンらしい自由で豊かな表情が生まれます。
Ⅲ ボヘミアンスタイル部屋づくり 実例イメージ
──”好き”を重ねてつくる心地よさ

カラースキーム(配色)
ボヘミアンは「ナチュラル+アクセントカラー」が基本です。
・ベースカラー(70%):ベージュ・アイボリー
・アソートカラー(25%):ブラウン・木目
・アクセントカラー(5%):テラコッタ・ターコイズ・マスタード
くすみ感のあるアースカラーが調和した、奥行きのある空間に仕上がります。

空間を引き立てるアイテム例
・ファブリック:キリムラグ、フリンジ付きクッション、手織り感のあるブランケット
・家具:ラタンを取り入れたチェア、ウッドテーブル、ロースタイルソファ
・照明:ラタンや布シェードの間接照明、フェアリーライト、キャンドル
・小物:観葉植物、ドライフラワー(パンパスグラス、ユーカリなど)、マットな質感の陶器
・収納:自然素材(ラタン・シーグラス・ジュートなど)のバスケット、オープンシェルフ

おすすめブランド、インテリアショップ
・家具:journal standard Furniture(ミックススタイルが得意)、CRASH GATE(素材感ある家具が豊富)、ACTUS(木の質感を活かしたシンプルな家具が多い)
・ファブリック・雑貨:salut!(手頃な価格のボヘミアン系小物)、ZARA HOME(海外テイストのカラー・柄・素材感が豊富)、studio CLIP(ナチュラル系の小物が豊富)
・照明:IKEA、ARTWORKSTUDIO、AXIS、HERMOSA
失敗しないためのコツ
・テーマカラーを決め、色や柄を増やしすぎない
・素材を、あたたかみのある自然素材で揃える
・あえて生活感を残して空間に抜けをつくる
ボヘミアンスタイルは、“ラフさと心地よさのバランス”がポイント。
無理に整えすぎず、自分の感性を大切にしながら、空間づくりを楽しんでいきましょう。

──今回は、ボヘミアンスタイルをご紹介しました。いかがでしたか?
毎日を過ごす住まいは、ただの箱ではなく、私たちの心や時間を育む「暮らしの土台」です。
どんな色に囲まれていたいか、どんな素材が心地いいか──自分たちらしい選択を少しずつ重ねていくことで、家はいつの間にか「好き」が詰まった空間になっていきます。
次回は、無骨さと洗練をあわせ持つ「インダストリアルスタイル」をテーマにご紹介します。
アイアンやコンクリート、ヴィンテージ感のある素材を活かした空間づくり──
ラフでありながらも、どこか落ち着く。そんな大人のかっこよさを感じるインテリアの魅力をお届けします。
どうぞお楽しみに。
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