諸外国に比べ、住宅の使用期間が約38年と大幅に短い日本。

その理由は大きく２つあり、
①日本の住宅業界が「初期コスト思考」で安い部材で建てられた住宅が多く長持ちしないこと。
②なぜか購入後のメンテナンスのことを気にせず購入し、メンテナンスをほとんど実施しない人が多い。
ということです。

いま日本では、優良な既存住宅を社会の共有資産として住み継ぐための仕組みづくりが求められています。そこで動いたのがセキスイハイムや積水ハウス、三井ホーム、ダイワハウスなどの大手ハウスメーカー10社。これらのグループが協力し「優良ストック住宅推進協議会」を設立。参加メーカーの住宅で、共通の基準を満たす中古住宅をこちらの物件のように「スムストック」と認定しています。

スムストックの定義は、
「住宅履歴データベースを保有し今までどんな修繕をしたか分かる」
「建築後５０年以上の長期点検制度・メンテナンスプログラムがあり計画通りに点検・修繕を実施している」
「新耐震基準レベルの耐震性能がある」
です。これら３つの原則を満たし、専門の査定士が住宅の査定を行い本来の価値を正しく評価しています。

私がもし中古住宅の購入を検討するのであればその家に不具合は無いのか、物件価格は本当に適正なのか不安に思いますが、スムストックの住宅であればそのような心配は要らなさそうです。また、住宅を売却する人の立場からもわが家の価値を適正に評価してもらい売却できるのは大きなメリットですね。

そして、住宅は私たちと一緒に年を重ねていきます。今は若くても70代80代と年を重ねていく中でだんだんと病気やケガをしやすくなったり、体のケアに時間もかかるようになってくるように、住宅も年数を重ねるにつれて外壁や、屋根、内装や水廻り設備など古くなってきたら交換やメンテナンスも必要になってきます。その点、スムストック住宅の多くは長寿命、高耐久の外壁や構造材などを使用しているので老後にメンテナンス費が莫大かかって大変！ってことにならなくて済みそうなのもうれしいですね。

住宅購入は、一生の買い物です。購入時だけでなく将来のメンテナンス費や光熱費、もしかしたら売却することもあるかもしれません。そういった点にも目を向けて選びたいものですね。ietokiでは、お客様のライフスタイルに合わせた物件の選び方から、資金計画、将来の住替えもお手伝いいたします。まずはお気軽にご相談ください。